挫折を感じる時ほど、夢に近づいているということ

この前テレビで、高田純次さんのこれまでの半生を
振り返るという番組をやっていました。
洗い物をしていたので、音だけ聞いていましたが、
とても面白いものでした。

高田さんは神童と言われたほど勉強ができたようで、
またお父さんも親戚も6大学に入っていた人たちだったようで、
高田さんも、6大学に入ってお父さんと同じ東京ガスで
働くものだと思っていたそうです。

でも実際に受験してみたら、どこにも入れなかった。
浪人したけれど駄目だった。

これは本人にとってはとても大きな挫折だったと思います。
そして周りも当然入るものだと思っていたので、
肩身の狭い思いもしたでしょう。

結局高田さんはデザインの専門学校に進みます。

本人は辛かったと思います。
ですが、大学に落ちるまでは彼は自分が何をやりたいのか、
何に向いているのかなんて、考えたこともなかったのだろうと思います。

そしてデザインの勉強をしていたことで、
その後劇団というものに出会います。
そこで彼は、ああこんな世界があったのかと目覚めるわけです。

俳優の大泉洋さんもそうです。
希望の大学に入れなかった。
とても挫折感を味わって、仕方がないので行きたくもない地元の大学に行った。
でも、そこで役者、劇団というものに出会って、今の大泉さんがあるのです。

一見とても辛く、悔しい経験が、実は夢や本人の人生の目的に
向かって大きくギアを入れる経験になっていたわけです。

皆、そうなのです。二人が特別なのではありません。

何かが思い通りにならなかったとき、希望の学校に行けなかったとき、
落ち込むかもしれませんが、でもこう思ってください。

「ああ、自分はこっちに行くべきじゃないんだな」って。
「ああ、自分は別の道があるってことだ」って。

実際そうなのです。

欲しかったものが売れてしまった時、悲しいですね。
ですがこう思ってください。
「ああ、これは私の元に来るべきものじゃなかったんだ」って。
「もっと他にいいものがあるってことだな」って。

家にしても、仕事にしても、恋人にしても。
全ては、そっちじゃなくて他にもっとよりあなたにぴったりの物がありますよっていうこと。

何かが手に入ら無かったときほど、夢にぐっと近づいている時。

それを常に思い出してください。

「ああ、こっちじゃないのか」って。それだけでいいのです。
悲しんだり、落ち込んだりしなくていい。

ああ、夢に近づいているんだって思えばいい。
そういう時程、大事な時で、大きな視点から見たら、
愛情を持って、導かれてる。

後から必ず分かるから。

落ち込まないで。切り替えてみて。
天は決してあなたに意地悪をしているわけではないから。

そっちじゃない。それだけ。

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